ホルモン治療はじめました。
性同一性障害なのかわからず30歳まで生きてきましたが
やはり歳を重ねる毎に、中性というものは色々な場面で困る。
例えば、携帯ショップで苦渋ながら身分証や書類で女性として出したのだが(名前が完全なる女だから)
後日違う担当者になったときに「あ、女性になっていますね、すみません。直しておきます。」と言われて、男性になったり、またその逆で、女性に変えられたり。
かといって、女なんです。とは言いたくない。
こんな中途半端な自分だが
女ということを認めたくないのだ。
そして男に見られても、ヒゲや男らしさが無いので、高校生や大学生ぐらいに見られる。
絶対的に大人の男性には見られない。
僕はそれがどんどん苦痛になっていきました。大人の男性になりたい。と。
そして決意した。
ホルモン治療をする!
するんだ!一生男性ホルモンを投与して生きるんだ!
胸だって無くしたい!男としてこの先生きるんだ!!
そう彼女に胸の内をすべてさらけ出し、言いました。
「あなたがそう決めたなら、その人生を進んでいいよ。」
「わたしはついていきます。」
と。
ぼくは何という昭和のヨメのような彼女を持ったんだ。と思いました。
そしてついにホルモン治療を開始することになりました。