初めての飲み会
えーノンケだった彼女との出会いを以前書いたのですが、その後どう発展していったのか、今回は書きたいと思います~!
ガッツき気味だった僕の恥ずかしい話w
彼女からの優しい連絡を、真に受けた僕は「いつ空いてる?」「早いところ決めましょう~」と強引に誘う(;'∀')
日にちも決定し
迎えた当日。
僕は熱を出した…(;・∀・)
え・・・。
風邪じゃなくて仕事の疲れっぽかったので、行きましたよ。ハイ
せっかく!せっかく予定空けてくれたのに、熱だなんてイエナイ。
ってことで気にしない精神で
子供と3人で行きました。
「こんばんわ~(*´▽`*)」
ドキドキ
その時僕は気づいた。
あれ?指導員と保護者の関係ってカタいやつじゃね?
っていうかなに話せばいいんだ!?
そう。
SNSで知り合った初対面の子
ではなく
先生と保護者の関係だったのだ。
LINEばかりしていたのですっかり忘れていた。
ヤベーってなりつつ
「今日は来てくれてありがとうございます~」なんて、当たり障りもない会話。しかもお互い敬語。
ドクドク
そこで僕は秘密兵器突入。
その名は
”我がムスメ”
年中のこの子は人見知りもなく、誰にでもよく喋る喋る。
子供たち連れてきてヨカッタ。
フゥ
一方そのころ
学童でもお世話になっている息子は「はてナゼ指導員と御飯に来ているんだろう。」と思っていたに違いない。明らかに照れているし混乱しているし、なにも発しない。
ニコニコしているだけだ。
だがなんとか娘のおかげで、沈黙もなく会話が続いてきた。
しかし、よく考えてみると
僕たちは目を合わせてない。
お互い気まずくて子供のほうばかり視線がいってしまうのだ。
これじゃあ意味がない。
僕は年齢を聞いてみた。
「お、おいくつですか…」
「25歳です(^^)」
おぉ僕の1つ下か。
それなら話しやすい…ぜ。
そんなこんなで初めは一問一答みたいになっていたが、徐々に酔いも回ってきて楽しくなってきた。
ムスメはムードメーカーなのだが、少し横着。調子に乗ってきたので注意しようとしたら彼女がムスメに優しく注意してくれた。
おぉさすが保育士。今まで育児に悩んでほぼ1人で育ててきた僕は、外食に行っても常に子供たちの行動をチェックしていないと人様に迷惑をかけてしまう時もある。
僕にとっては保育士とは神みたいな職業だ。
しかも娘も言うことを聞いている。注意の仕方もウマイ。
そして…あれ、なんだかカワイイ。
ヤッベ。かわいいよ。この子。
そう僕はお母さんの立場なのに、彼女に一目ぼれしてしまったのだ。
こんな素直な天使みたいな人見たことがない!
飲み会の最後のほうはもう彼女の可愛さにメロメロになったのだ。
楽しい!ドキドキ!カワイイってなってからは時間が過ぎるのが早かった。
楽しい飲み会も早々に帰る時間が来てしまい、タクシーで帰ろうとしたとき彼女が言った。「えータクシーで帰るんですか」「勿体無いよー。もしよかったらウチすぐそこなので泊まっていきますか?」
エーーーーーーー!
ナントーーーーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/
Instagram #LGBTQ
僕たちが4人で一緒に住みだして2年経ったある日。
僕「この世にうちみたいな婦婦と子どものいる家庭なんているのかなー」
ちぃ「いやーレズビアンやゲイのカップルは聞いたことがあるけど、家族はうちぐらいなもんじゃない?」
という何気ない会話をしていたのですが、なんとなく気になってInstagramで#LGBTと検索してみました。
そしたら、なんとなんと
出てくる出てくる(*‘∀‘)
みてみて! #セクシャルマイノリティ
セクシャルマイノリティの家族は #セクマイ家族っていうらしいーー!と大興奮。
な、なんかセクマイ家族って、、嬉しいw
この日本で僕たち家族だけがはみ出し者の家族だと思っていましたが、ぜーんぜんそんなことは無く、たくさんのセクマイ家族がいることが判明!
さっそくアカウントをちぃに作ってもらい(僕はSNSとかそういう類の設定とか苦手。)僕たちの共同アカウントとして、発信していくことになりました。
さっそく投稿してみる
( ..)φ
えーハッシュタグは
#LGBT #セクシャルマイノリティ#セクマイ家族
おぉ~。
いいね!がたくさん来たよ!!
あ~なんかうれしい~~( *´艸`)
裏アカウントで、リア友は知らないのでなんだか新しい自分みたいな感覚。
今までセクシャリティを隠して生きていましたが、そこで繋がった方たちは本当に色んな方たちが居て、女→男になった方、また男→女の方も。うちと同じく婦婦と子だったり、ゲイやレズビアンやかなりの年の差カップルの方、本当にみんな人それぞれ。
メディアで取り上げられるような「LGBTに支援しろ!」とか強引に「同性愛を理解して!」っていう方たちじゃなくて「僕たちはゲイです。パートナーと暮らせて幸せです。人目が気になる時もあるのですが、こういう人もいるってことを知ってほしいです」っていう、普通の人たちなんです。
一部の声が大きい方たちだけがメディアにとりあげられているのでLGBTの人たちはワガママだ。自分たちの価値観を押し付けてくるヤツらだ。って誤解されて、余計炎上みたいな形になってしまっているのが悲しいです。
でもInstagramを知ってから、自分たちが思っていたよりも日本って色々な人がいるんだな~。って思いましたね。
最近急激にセクシャルマイノリティが増えだしたって思うかもしれませんが、増えたわけじゃなくて発信できる場が増えたことによって、みんな隠していたのがオープンになっただけなんじゃないかなって思います。
十人十色っていうのは見た目や性格だけじゃなくて、セクシャリティもだよ。ってことを僕は知ってほしいと思います。色々な価値観の人が居ます(*´▽`*)
キッカケ
以前書いた
では出会いのきっかけを書いたのだが、その後どう転んで一体連絡を取りだしたのか書いていこう。
まず僕は離婚を機に息子が1年生になる年に愛知県名古屋市に引っ越してきた。
色々と助けてくれる知り合いがいたので、それを理由に越してきたのだ。
一方彼女のちぃは、岐阜市民だ。
保育園の先生をやりながら実家暮らしで親に甘え、彼氏とも3年ほど付き合ってて順調な日々を送っていらしい。
だが、ある日突然「他に好きな人ができた」と彼氏に言われてあっさりフラれてしまったんだとか。
この世の終わり並みに泣きじゃくり
彼女は決意した。
フラれたのを機に髪をバッサリと切って
一人暮らしを決意!
人生を変えようと親元を離れ
この名古屋市に引っ越してきたのだ!
なんというたくましさ!
そして僕たちは線で結ばれたのです。
ちょうど同じぐらいの時期にお互い色々な事情があって、この名古屋市の学童という場で。
4月はちぃが新入社員として学童で就職。
息子は小学1年生で学童に入所。
初めの1年目はお互い右も左も分からず、あっという間に過ぎた1年。2人のキッカケを迎えたのは息子が2年生になってから。
学童のイベントで飲み会があって、しぶしぶ参加。
ちぃも社員の為飲めないが、しぶしぶ参加。
あの時の記憶、あまり覚えてないので彼女から聞いた話になるのですが、僕相当酔っぱらってたみたいで、歩いて帰れなかったんですよね。
しぶしぶ参加したので早めに帰る予定だったのに
楽しくなっちゃったみたいで…(*'▽')
それを心配してちぃが僕たち3人を車に乗せて家まで送ってくれたみたいで。
その時に「こんど!こんどは一緒に飲みましょう!」って酔っぱらいの僕はちぃを誘い、番号交換をしてLINEも交換したらしい。
そのときはそれでサヨナラしました。アリガトウ
そして次の日にお礼の連絡を。
「お酒は飲みますか?」「飲み会とか好きですか?」なんて聞いちゃったり笑
その時は社交辞令で「今度のみにいきましょうね!」で終わったのですが、数週間後のある日僕の飲み会の予定が、急遽無くなっちゃったんですね。楽しみにしてたのに。
もう飲み会行く気マンマンだったのに無くなっちゃったので、どうしても飲みたくて携帯の連絡先をみてたら、ちぃが目に留まったんです。
こりゃいっちょ誘ってみるか!
というノリでLINE連絡。
ドキドキ。
イキナリ誘って嫌われるかな、とか返事が返ってくるまでの時間、色んな悪いことばかり考えちゃう(;'∀')誘わなければよかったとさえ思う。ビビリ
返ってきた答えは「NO!」
ですよねぇー
初飲みでいきなり今日飲みとかどうですかって完全にダメだよねー
なんて無謀なことをしたんだろうと思いつつ返事を見ると
「今岐阜の実家に帰ってるのですみません。日にち決めて飲みに行きましょう!予定合わせますよ(^^)」っていう優しい返事♡
はぁーー怒ってないし機嫌も損ねてなさそうだし、不審者と思われなくてヨカッター
次回からはあまり親しくないのにイキナリ誘うのは気を付けよう。と反省しましたとさ。
そんな感じでやり取りをして、お互い予定の合う日を決めて飲みに行く日が決定いたしました( *´艸`)その飲み会がアーなってコーなってこうなったんですが、それはまた次回書かせていただきますね!!
中性的な方のトイレ事情
今日は中性的な方たちのトイレ事情についてお話ししたいと思います~!
体は女でも見た目は男。
見た目が男で通ることが多いことを
”パス度が高い”というらしい。
ほぉ~
僕はパス度が高いかというと
う~ん
今は黙っていれば8割男で通りますかね。
基本M気質の甘えヤローなので、会話をしていると
女!?
って言われたりもしますが。
そんな話は置いといて、僕が伝えたいのは
中性的な方のトイレ事情は深刻です。
なんたって、お出かけ先で尿意に便意が来ても思うがままにトイレに行けないんです。だって体は女だから女子トイレに入らなきゃっていう小さいころからの教えもあるし、でも女子トイレに入ったら入ったで僕を見るなり「キャー!」って犯罪者のような眼差しで皆見てくるし、おばちゃんには「あんた間違ってるで!」って怒られるし…。
「女なんですぅ…」って言いたくないし(自分の事を女と言いたくないカラ)
とにかく、パス度とやらが上がれば上がるほど体の性別のトイレには入れなくなってくるんです。
僕の場合
- 割と女よりの中性だったころは普通に女子トイレ。
まだこの頃はトイレへ入っても、チラっと確認されるような感じで視線を感じますが、一応女に見えなくはないそうで、何も言われない。視線を感じるのでトイレに行くことに少しストレス。
- 見た目がど真ん中の中性になったころから、出先でのトイレは基本我慢。
もうこれぐらいの時期から、女子トイレに入ることがストレス。トイレ内で僕の姿を見ると、あとから入ってきた人が、あれ、ここ男子トイレ!?私トイレ間違えた!?って思うのか🚺マークを見に行かれる方もいる。
ごめんなさいって思うが、言えない…。ごめんなさいって言うべきなのか分からなくなる。
そういうことが続いてくるとトイレに入ることが怖くなるので、出先でトイレは行かないように水分を控えたりするが、限界がくると人気のないトイレを選んで、その瞬間を見計らって、サササッって秒で個室に入る。出し終えたら、扉越しに耳を傾けて人気がないのを察知してサササッと忍者のように出る。
はたからみたら、不審者ですよね。堂々と入ればいいのかもしれませんが、堂々と入ってるとおばちゃんに「ここ女子トイレやで!!」って注意されたりしたのでコワイ。もう恐怖なんです。「私女子やで!」って言いたいのですが、だったらそんな格好するなって思われるだろうなとか、まず「私は女!」と自分の性別を認めるのが気持ち悪くて言えないんです。
なので自然とコソコソしてしまうようになって、もうトイレ問題は本当にストレスでした。
- パス度が上がってきたころから、多目的トイレへ
これは障がい者の方には申し訳ないのですが、こうするしか無いのです…。多目的トイレに入るときは、もちろん障がい者の方のご迷惑にならないように秒で出ます。出すときはお腹に力を入れて、噴射です( ゚Д゚)
他の中性的な方たちに聞いたところ、このような意見が多かったです。隙を見計らって入って、秒で出ると言っておられました。安心してトイレに入るなんて、家のトイレやコンビニにたまにある男女兼用ぐらいだと。
- 今。
今はホルモン注射とかしていないのですが、8割男に思われるぐらいのパス度なので男性用トイレを使わせてもらっています。
多目的トイレは1つしかないので、いくら秒で出るって言ったって、お腹痛くなる時もあるし、そうすると僕が占領してしまう形になるので、待ってる人が居ないか、怯えながらトイレをすることも次第にストレスMAXでした。
ある日悩みMAXになった時にそのことをちぃに話をしました。
「僕どこのトイレにはいればいいんだろ」
「ストレスなくトイレへ行きたい。」と。
返ってきた言葉は…
「男子トイレに入れば?」
でした。
確かに見た目は男で通じる。多目的トイレは罪悪感。女子トイレは、みんなをビックリさせてしまう。
そう、男子トイレに入れば誰からも何も言われることもない。
でも僕は今まで男子トイレに入るという選択肢がありませんでした。
だって体は女だし…生まれた時から女子トイレしか入ったことがなかったので男子トイレのあの入り口の先は未知の世界。
なんだか偽って入るのも気が引けるし…などいろんな事情があって男子トイレに入ることを避けていたのに。
ちぃはソレをあっさりと越えてきたのです。
そうか…僕が男子トイレに入ればコソコソ入らなくてもいいしこの長年の悩みが解決するのか。ということで男子トイレを使わせてもらうことになったのです。
ただ一つ問題が…。
男性の皆さんは個室便所は基本排便で使いますよね。なので個室は結構汚かったりするんですよね。今では慣れましたが、男子トイレを使用しだしてすぐは「うぇ!」ってなりながら入ることもシバシバ
でも小便でできない僕は個室を使わせて頂くしかありません。
女子トイレや多目的トイレみたいに怯えながら入るトイレなんかより、全然いい!!
ということで、今はなんのストレスもなく男子便所を使わせていただいております。
-僕個人の意見として-
僕はLGBTの人たちのために専用トイレを作ってほしいとは思いません。そりゃお金がワンサカあれば作ってほしいです。でもそんなことは不可能なので、僕が言いたいのはそういう人たちがいるんだよってことを知ってほしいだけです。
トイレ行ってくるね!っていう何気ない日常でも僕たち当事者は用を足す場所に、罪悪感や性との葛藤、見た目。色々な複雑な思いの中トイレを使用しています。だったら体が女だったら女の格好をすればいい。なんてそんな押し付けはやめてほしい。悲しくなりますね。体の性で生きるのが一番楽なのはわかっていても、できない人もいるんです。自分の体が嫌いな人もいるんです。なんで僕は女性の体なんだろうって。
女の体だから女。または男の体だから男。それが全てではないってことを知ってほしいのです。
お前は女の体だから、女子トイレだろ!って言わないで…。
そのセクシャリティを悪用する人は論外ですが。
学童
僕とちぃが出会ったキッカケ
それは
ズバリ
”学童”
そう僕は保護者でちぃは学童指導員だったんですね。
息子が小学1年生のとき、僕は夜6時半過ぎに会社を出て7時になんとかお迎えに行ける状況で、夜遅くまで息子を一人で留守番させるわけにもいかなくて、月2万近い金額を添えて学童に預けるしかなかったんです。
そりゃ高い高い。
地域によるかもしれないけど、我が地域では高額デスヨ。
しかもなにか役員をやらないといけないという縛り。
仕事で忙しいから預けてるのに、なんで父母会とやらで夜の12時まで会議すんねん。寝不足で仕事に支障でるやないかーー。という不満を抱えつつも、他に預け先が無いので大人しく言うことを聞く。。
何かにつけて集まり集まり。。。。もううんざり!
という感じで学童に入所して1年目は、右も左も分からず、会議に参加したって意味不明だし、学童やめたくて仕方なかったので、同じ保護者の人どころか、息子のめんどうを見てくれている指導員の顔すら記憶にないんですよ。←失礼すぎるw
一方でちぃは、僕の事を最初に見たときに、子供たちのお兄ちゃんだと思ったらしくて、ソレがお母さんだと知った時の衝撃はハンパなかったらしいです(; ・`д・´)
エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という心の声が世界中に響き渡ったことだろう。
そう、なんたって
その頃の僕はすっかりお兄ちゃんのような見た目になっていたのである。