キッカケ
以前書いた
では出会いのきっかけを書いたのだが、その後どう転んで一体連絡を取りだしたのか書いていこう。
まず僕は離婚を機に息子が1年生になる年に愛知県名古屋市に引っ越してきた。
色々と助けてくれる知り合いがいたので、それを理由に越してきたのだ。
一方彼女のちぃは、岐阜市民だ。
保育園の先生をやりながら実家暮らしで親に甘え、彼氏とも3年ほど付き合ってて順調な日々を送っていらしい。
だが、ある日突然「他に好きな人ができた」と彼氏に言われてあっさりフラれてしまったんだとか。
この世の終わり並みに泣きじゃくり
彼女は決意した。
フラれたのを機に髪をバッサリと切って
一人暮らしを決意!
人生を変えようと親元を離れ
この名古屋市に引っ越してきたのだ!
なんというたくましさ!
そして僕たちは線で結ばれたのです。
ちょうど同じぐらいの時期にお互い色々な事情があって、この名古屋市の学童という場で。
4月はちぃが新入社員として学童で就職。
息子は小学1年生で学童に入所。
初めの1年目はお互い右も左も分からず、あっという間に過ぎた1年。2人のキッカケを迎えたのは息子が2年生になってから。
学童のイベントで飲み会があって、しぶしぶ参加。
ちぃも社員の為飲めないが、しぶしぶ参加。
あの時の記憶、あまり覚えてないので彼女から聞いた話になるのですが、僕相当酔っぱらってたみたいで、歩いて帰れなかったんですよね。
しぶしぶ参加したので早めに帰る予定だったのに
楽しくなっちゃったみたいで…(*'▽')
それを心配してちぃが僕たち3人を車に乗せて家まで送ってくれたみたいで。
その時に「こんど!こんどは一緒に飲みましょう!」って酔っぱらいの僕はちぃを誘い、番号交換をしてLINEも交換したらしい。
そのときはそれでサヨナラしました。アリガトウ
そして次の日にお礼の連絡を。
「お酒は飲みますか?」「飲み会とか好きですか?」なんて聞いちゃったり笑
その時は社交辞令で「今度のみにいきましょうね!」で終わったのですが、数週間後のある日僕の飲み会の予定が、急遽無くなっちゃったんですね。楽しみにしてたのに。
もう飲み会行く気マンマンだったのに無くなっちゃったので、どうしても飲みたくて携帯の連絡先をみてたら、ちぃが目に留まったんです。
こりゃいっちょ誘ってみるか!
というノリでLINE連絡。
ドキドキ。
イキナリ誘って嫌われるかな、とか返事が返ってくるまでの時間、色んな悪いことばかり考えちゃう(;'∀')誘わなければよかったとさえ思う。ビビリ
返ってきた答えは「NO!」
ですよねぇー
初飲みでいきなり今日飲みとかどうですかって完全にダメだよねー
なんて無謀なことをしたんだろうと思いつつ返事を見ると
「今岐阜の実家に帰ってるのですみません。日にち決めて飲みに行きましょう!予定合わせますよ(^^)」っていう優しい返事♡
はぁーー怒ってないし機嫌も損ねてなさそうだし、不審者と思われなくてヨカッター
次回からはあまり親しくないのにイキナリ誘うのは気を付けよう。と反省しましたとさ。
そんな感じでやり取りをして、お互い予定の合う日を決めて飲みに行く日が決定いたしました( *´艸`)その飲み会がアーなってコーなってこうなったんですが、それはまた次回書かせていただきますね!!
中性的な方のトイレ事情
今日は中性的な方たちのトイレ事情についてお話ししたいと思います~!
体は女でも見た目は男。
見た目が男で通ることが多いことを
”パス度が高い”というらしい。
ほぉ~
僕はパス度が高いかというと
う~ん
今は黙っていれば8割男で通りますかね。
基本M気質の甘えヤローなので、会話をしていると
女!?
って言われたりもしますが。
そんな話は置いといて、僕が伝えたいのは
中性的な方のトイレ事情は深刻です。
なんたって、お出かけ先で尿意に便意が来ても思うがままにトイレに行けないんです。だって体は女だから女子トイレに入らなきゃっていう小さいころからの教えもあるし、でも女子トイレに入ったら入ったで僕を見るなり「キャー!」って犯罪者のような眼差しで皆見てくるし、おばちゃんには「あんた間違ってるで!」って怒られるし…。
「女なんですぅ…」って言いたくないし(自分の事を女と言いたくないカラ)
とにかく、パス度とやらが上がれば上がるほど体の性別のトイレには入れなくなってくるんです。
僕の場合
- 割と女よりの中性だったころは普通に女子トイレ。
まだこの頃はトイレへ入っても、チラっと確認されるような感じで視線を感じますが、一応女に見えなくはないそうで、何も言われない。視線を感じるのでトイレに行くことに少しストレス。
- 見た目がど真ん中の中性になったころから、出先でのトイレは基本我慢。
もうこれぐらいの時期から、女子トイレに入ることがストレス。トイレ内で僕の姿を見ると、あとから入ってきた人が、あれ、ここ男子トイレ!?私トイレ間違えた!?って思うのか🚺マークを見に行かれる方もいる。
ごめんなさいって思うが、言えない…。ごめんなさいって言うべきなのか分からなくなる。
そういうことが続いてくるとトイレに入ることが怖くなるので、出先でトイレは行かないように水分を控えたりするが、限界がくると人気のないトイレを選んで、その瞬間を見計らって、サササッって秒で個室に入る。出し終えたら、扉越しに耳を傾けて人気がないのを察知してサササッと忍者のように出る。
はたからみたら、不審者ですよね。堂々と入ればいいのかもしれませんが、堂々と入ってるとおばちゃんに「ここ女子トイレやで!!」って注意されたりしたのでコワイ。もう恐怖なんです。「私女子やで!」って言いたいのですが、だったらそんな格好するなって思われるだろうなとか、まず「私は女!」と自分の性別を認めるのが気持ち悪くて言えないんです。
なので自然とコソコソしてしまうようになって、もうトイレ問題は本当にストレスでした。
- パス度が上がってきたころから、多目的トイレへ
これは障がい者の方には申し訳ないのですが、こうするしか無いのです…。多目的トイレに入るときは、もちろん障がい者の方のご迷惑にならないように秒で出ます。出すときはお腹に力を入れて、噴射です( ゚Д゚)
他の中性的な方たちに聞いたところ、このような意見が多かったです。隙を見計らって入って、秒で出ると言っておられました。安心してトイレに入るなんて、家のトイレやコンビニにたまにある男女兼用ぐらいだと。
- 今。
今はホルモン注射とかしていないのですが、8割男に思われるぐらいのパス度なので男性用トイレを使わせてもらっています。
多目的トイレは1つしかないので、いくら秒で出るって言ったって、お腹痛くなる時もあるし、そうすると僕が占領してしまう形になるので、待ってる人が居ないか、怯えながらトイレをすることも次第にストレスMAXでした。
ある日悩みMAXになった時にそのことをちぃに話をしました。
「僕どこのトイレにはいればいいんだろ」
「ストレスなくトイレへ行きたい。」と。
返ってきた言葉は…
「男子トイレに入れば?」
でした。
確かに見た目は男で通じる。多目的トイレは罪悪感。女子トイレは、みんなをビックリさせてしまう。
そう、男子トイレに入れば誰からも何も言われることもない。
でも僕は今まで男子トイレに入るという選択肢がありませんでした。
だって体は女だし…生まれた時から女子トイレしか入ったことがなかったので男子トイレのあの入り口の先は未知の世界。
なんだか偽って入るのも気が引けるし…などいろんな事情があって男子トイレに入ることを避けていたのに。
ちぃはソレをあっさりと越えてきたのです。
そうか…僕が男子トイレに入ればコソコソ入らなくてもいいしこの長年の悩みが解決するのか。ということで男子トイレを使わせてもらうことになったのです。
ただ一つ問題が…。
男性の皆さんは個室便所は基本排便で使いますよね。なので個室は結構汚かったりするんですよね。今では慣れましたが、男子トイレを使用しだしてすぐは「うぇ!」ってなりながら入ることもシバシバ
でも小便でできない僕は個室を使わせて頂くしかありません。
女子トイレや多目的トイレみたいに怯えながら入るトイレなんかより、全然いい!!
ということで、今はなんのストレスもなく男子便所を使わせていただいております。
-僕個人の意見として-
僕はLGBTの人たちのために専用トイレを作ってほしいとは思いません。そりゃお金がワンサカあれば作ってほしいです。でもそんなことは不可能なので、僕が言いたいのはそういう人たちがいるんだよってことを知ってほしいだけです。
トイレ行ってくるね!っていう何気ない日常でも僕たち当事者は用を足す場所に、罪悪感や性との葛藤、見た目。色々な複雑な思いの中トイレを使用しています。だったら体が女だったら女の格好をすればいい。なんてそんな押し付けはやめてほしい。悲しくなりますね。体の性で生きるのが一番楽なのはわかっていても、できない人もいるんです。自分の体が嫌いな人もいるんです。なんで僕は女性の体なんだろうって。
女の体だから女。または男の体だから男。それが全てではないってことを知ってほしいのです。
お前は女の体だから、女子トイレだろ!って言わないで…。
そのセクシャリティを悪用する人は論外ですが。
学童
僕とちぃが出会ったキッカケ
それは
ズバリ
”学童”
そう僕は保護者でちぃは学童指導員だったんですね。
息子が小学1年生のとき、僕は夜6時半過ぎに会社を出て7時になんとかお迎えに行ける状況で、夜遅くまで息子を一人で留守番させるわけにもいかなくて、月2万近い金額を添えて学童に預けるしかなかったんです。
そりゃ高い高い。
地域によるかもしれないけど、我が地域では高額デスヨ。
しかもなにか役員をやらないといけないという縛り。
仕事で忙しいから預けてるのに、なんで父母会とやらで夜の12時まで会議すんねん。寝不足で仕事に支障でるやないかーー。という不満を抱えつつも、他に預け先が無いので大人しく言うことを聞く。。
何かにつけて集まり集まり。。。。もううんざり!
という感じで学童に入所して1年目は、右も左も分からず、会議に参加したって意味不明だし、学童やめたくて仕方なかったので、同じ保護者の人どころか、息子のめんどうを見てくれている指導員の顔すら記憶にないんですよ。←失礼すぎるw
一方でちぃは、僕の事を最初に見たときに、子供たちのお兄ちゃんだと思ったらしくて、ソレがお母さんだと知った時の衝撃はハンパなかったらしいです(; ・`д・´)
エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という心の声が世界中に響き渡ったことだろう。
そう、なんたって
その頃の僕はすっかりお兄ちゃんのような見た目になっていたのである。
性別
あくまでも、僕個人的な意見として性別について書いていこうと思います。
僕は、見た目は男。体は女。心は…男なのかな!? 脳は…!? な状態です。
「なんやそれ」「はっきりせんか」と思われると思います。
うん。自分でも分からないんです。本気で分からない。
でもね、最近気づいたんです。
FTM(体は女→心は男)の方たちと繋がってから分かったんですが
- 物心ついたときから性別に違和感があって、心は完全に男だから体が嫌で嫌で仕方なくてすぐにでも性別を変更したい!っていう方
- 今まで違和感がありながらも一応女として生きてきて、なにかをきっかけにホルモン注射を打ちたい!ってある程度の大人になってから行動する人。
- FTXといって、自分は女ではないけど、男でもない。女って言われると違和感があるが、男になりたいわけではない。
そう僕のような人、たくさんいる!って。
Instagramで#LGBT ってたまたま検索したことがキッカケで、もうね僕が今まで30年近く悩んでいたことが、スッと溶けたような感覚。
平成元年生まれ前後の方はご存知の方が多いと思いますが、僕たちが小、中学校のときに3年B組金八先生ってドラマありましたよね?
価格:38,323円 |
そうコレコレ!!上戸彩ちゃんが性同一性障害の子の役を演じてくれました。
ぼくはこの時中学1年生ごろだったかな。
このドラマをみて
「あれ、僕上戸彩ちゃんの気持ちわかるかもしれない」って思いましたよ。スカートは履きたくなかったし、女扱いされるのも嫌だった。
でも当時、そのことは誰にも言えなかったですね。
むしろ学校では「お前、そうなんじゃないの?」なーんて茶化して言われて「違うし!」って言い返してましたね。
自分でも認めたくなかったのかもしれません。
こんな感じで自分を認めれず、ソッと心の中に本当の気持ちを閉まっていたので、本当の自分というものを見失っていたのかもしれません。
好きじゃない男の人とお付き合いしたり(ごめんね)
女でいなきゃ!みたいなのが中学生の時までありましたね。
もう戻りたくないです。ハイ。
めっちゃくちゃ仲のいい友達にも言わなかったからね。
学校って逃げ場ないからさ。「私、女の子スキよ。男になりたいかもしれないよ」なんてさらけ出したら学校中の噂になってヒソヒソされてもいやだし、一生誰にも言わないだろうって幼いながらに思ってたね。
学校ってある意味、しくると公開処刑ダヨ。
認められれば過ごしやすいかもしれないけど、そんな危険な道はいけなかったなー。
言ってたらどうなっていたかなー。
いや、言えないな"(-""-)"ゴクリ
LGBT家族紹介
ブログを始めるにあたり
家族構成がややこしいかと思いますので紹介をしたいと思います。
僕→生物学的に女。
戸籍も女。物心ついたときからボーイッシュで女の人を好きになるときもあった
が、誰にも言ったことはなく、ずっと隠していた。
なので付き合ったことがあるのは男の人だけだった。
19歳で結婚。息子を出産し、次に娘を出産。
25歳のときに離婚。3人で生活していたところ、今の彼女に出会う。
ちぃ→女性。未婚。独身
僕と付き合うまでは、男性としかお付き合いしたことがなかった。
女の人を好きになったことは'無い'。
息子→現在小学5年生。超がつくほどのインドア派。
自分の意見をはっきり言えない。ゲームの話をしだすと止まらない。
ミステリー系が好き。
娘→現在小学3年生。我が家のムードメーカー。
おしゃべりで、感情の浮き沈みが激しい。何事も挑戦してみる。
アウトドア大好き。
彼女と付き合いだして3年経過しました。
付き合うと同時に同棲もはじめたので、いきなり4人家族になり
最初は家族の問題、同性ということで理解されないこともあり
たくさん辛い思いもしました。
今でも解決したわけではありませんが、苦労も経て今毎日幸せに満ちています。
世間一般の”普通”の家庭ではありませんが、こういう家族もいるんだよ。っていうことを知っていただければ…と思いブログを始めました。
今、メディアでLGBTの事を取り上げていただく機会も増えていますが、
私個人の意見としまして、メディアでとりあげているのは
”その人”であって
LGBTの人はみんなそうなんだ。
と一括りにされていることに不満を感じる時もあります。
私たち家族は、色々な過程を経てこういった家族になりました。
同性愛を理解できない人に対して、「認めて」とは思っていません。
人それぞれどう考えても理解できない価値観の人もいます。
それを認めることは難しいと思います。
ただ、好きになった人が同性だった。
それだけです。
彼女と出逢わせてくれたのは偶然か運命か、神の御導きか。
出逢わせてくださりありがとうございます。
今4人はとても幸せです。